術後服 Cru-mi（クルミ）
エリザベスカラーは必要悪？
手術を終えた動物たちは、たいていエリザベスカラーを付けられて我が家に帰ってきます。退院の喜びは束の間、カラーを付けられて戸惑う動物の痛々しい姿にペットオーナーは心を痛めます。
エリザベスカラーは動物たちにとってストレスでしかありません。自由に動いたり、食事したりすることはおろか、楽な姿勢で眠ることすらできません。無理やり外そうとしたことが原因で、傷口が開き、緊急入院を余儀なくされることもあります。
術後の疲れた身体だからこそ、なるべく快適な環境を用意したいと願うのがペットオーナーの気持ちです。
術後服 Cru-mi（クルミ） という選択
エリザベスカラーは動物が傷口を舐めるのを防ぐために使用されます。しかしエリザベスカラーは最良でも唯一の方法でもありません。
術後服Cru-mi（クルミ）は、動物にストレスを与えることなく傷口舐めを防止します。同時に術部廻りを保護しながら、傷口の早い治癒を促します。
エリザベスカラーのような不快感はなく、むしろ［くるまれている］ことの安心感があります。
術後服Cru-mi（クルミ）はデザインにもこだわりがあります。
カラフルで愛らしく、時にスタイリッシュです。そのままお散歩に出掛けても、全く違和感はありません。
術後服 Cru-mi （クルミ）とは？
術後服Cru-mi（クルミ）は、これまでのエリザベスカラーにとって代わるものです。
獣医療基準のプロフェッショナル品質で、高い機能性と快適性を約束します。
犬や猫やウサギなどあらゆる動物に使用できます。
サイズはXXXSからXXXLまで10種類あり、オス・メスの区別や、痩せ気味太り気味など体型を気にする必要もありません。簡単な採寸で、まるでカスタムオーダーのようなフィット感が得られるよう工夫されています。
生地は、デリケートな肌にも優しい低アレルギー素材（100％Cotton）を使用しており、傷口をいち早く癒せるよう十分な通気性を確保しながら、ひっかきや繰り返し使用に耐えられるように薄過ぎず、厚過ぎず絶妙に計算されています。
術後服 Cru-mi の特徴
お散歩前の排泄の準備
メスの場合
お尻の部分がオープンなので、服を着たままでも排泄が可能です。
着衣後、排泄が可能であることを目で確認することをお薦めします。
オスの場合
傷口舐め防ぐために腹部廻りはオープンにはなっていません。お散歩の前には、下の写真のように、尾側から頭側に折り返してからお出かけください。
- 尾側から２組の紐を外し、後足を袖口から抜いてください。
- 服を折り返して１組の紐を結び直してください。
- 散歩から帰ったら服を着直し、汚れがないことを確認してください。
デザイン（色）
術後服Cru-mi（クルミ）は機能だけでなく、デザインにもこだわりがあります。
XXXS～Lサイズには、黄・ピンク・黄緑・水・オレンジの５色を用意しています。
XL～XXXLサイズには、紺・若草・ワイン・青緑・茶・ティールグリーンの６色を用意しています。
Cru-miの採寸・着衣の方法
あらゆるサイズにフィットするように、10種類のサイズを用意しています。
伸縮性のある生地を使用し、さらに背中側を紐で結んで固定するため、調整の幅が大きく、身体にジャストフィットさせることができます。
採寸
- 動物が床のうえに水平に立つようにしてください。
- 下図のように上前脚の中心から上後脚の中心までの距離を測定します。
- 測定した距離を寸法ガイドに当てはめて、適正サイズを選択してください。測定した距離が微妙で判断に迷う場合は、大きいサイズを選択することをお薦めします。
着衣
- はじめに前足を袖口を通してください。
- 次に後足を袖口に通してください。
- 頭の方から左右対の紐を結んでいきます。
- 最後の２本紐は交互に結ぶと、より身体にフィットし、尾の動きを妨げることもありません。
| 距離 | サイズ |
| 15～18cm | XXXS |
| ～20cm | XXS |
| ～23cm | XS |
| ～27cm | S |
| ～34cm | M |
| ～39cm | M/L |
| ～44cm | L |
| ～51cm | XL |
| ～58cm | XXL |
| ～67cm | XXXL |
※オスメス兼用です。
Cru-mi のクリーニング
洗濯をして何度でもご使用いただけます。ご使用になる期間にも寄りますが、2組を交互に使い分けるのがお薦めの使用方法です。
液温９５℃を限度として洗濯機で洗濯できます。
アイロンの底面温度110℃まで可能です。
長持ちさせるためにあまりお薦めしません。
低温度設定でタンブル乾燥ができます。
長持ちさせるために自然乾燥がお薦めです。
漂白剤による漂白は不可能です。
信頼と実績
2009年にはアメリカ獣医療学会において“Leader of New Veterinary Technologies” と “Most Innovative Product”の2冠を受賞しました。
術後服Cru-miの製造会社VMW社（米国）は、術後服のパイオニアであり、25年以上にわたって術後服を作り続けています。日本を含む世界の動物病院で使用されており、これまでに100万頭を超える動物たちに使用されてきました。術後服Cru-miは長い歴史のなかで様々な進化を遂げ、現在の形に辿り着きました。
